一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟が全国のケーブルテレビ事業者の優れた番組を評価するコンペティション「第50回日本ケーブルテレビ大賞番組アワード」の贈賞式が9月6日、東京の「品川ザ・グランドホール」で開催された。
全国から3部門に計190本の番組の応募があり、ケーブルテレビ富山制作の番組「防災スイッチON!とやま」が、コミュニティ部門でノミネートされ、奨励賞を受賞した。

 

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命を守る防災情報をシリーズで発信しているこの番組は2022年7月に放送を開始。「水害から命を守るマイタイムライン」や「赤ちゃんの防災」など身近な防災を平時から呼びかけている。

 
今回受賞したのは、能登半島地震発生から1カ月、2カ月のタイミングでそれぞれ放送したもの。地震から1カ月後の番組は、発災後の市内の被害情報や次の災害に備えるための情報を伝えた。津波避難や水の備蓄などの課題や生活再建支援制度といった被災した人たちが知りたいことなどを、専門家の意見を交えて伝えた。

 
また、2カ月後では、再建に向けて動き出した地域の人々の思いをまとめた。漁業関連施設や定置網に甚大な被害が出て、今年のホタルイカ漁が危ぶまれれていた水橋漁港の復旧作業や、局地的な液状化被害が出ていた富山市東蓮町の住民たちに密着した。