2023.4.8 富山を釣る@Cue!スタジオ「ホタルイカすくい」
2023年度から「富山を釣る」はキュースタのワンコーナーになりました!
第1回目は「ホタルイカすくい」です。
富山を釣るなのに第1回目から釣らないんかい!という声が...(笑)
夏から冬にかけて日本海を回遊するホタルイカは、春になると産卵のため日本列島に接近する習性があります。
特に富山湾は海岸からわずか数百メートルで急に深くなる「あいがめ」と呼ばれる特殊な地形のため、深海の生き物であるホタルイカが浜に近づきやすい環境なんです。
そのため海岸付近で起こるのが「ホタルイカの身投げ」という全国的に極めて珍しい自然現象。青白い光を放ちながら浜辺に打ち上げられる様子はなんともファンタスティック!
今回はそんなホタルイカを網ですくう富山ならではの渚遊びなんです!
道具紹介
たも網
・網の目が粗いとホタルイカが抜け落ちてしまうので細かいものを選びましょう!
・さらに岸壁からすくうことも想定し柄の部分が2m以上に伸ばせるものがお勧め!
ヘッドライト
懐中電灯もいいんですが、網などを持つため両手が自由に使えるヘッドライトタイプがとっても便利!
バケツ
すくったホタルイカを一旦保管
クーラーボックス
自宅に持ち帰るためのマストアイテム
ウェダー(胴長)
・海に浸かる場合は海水パンツでももちろんOKですが、この季節、夜の海はまだ冷えます。
膝丈くらいまで水に浸かり、不意な高波にも対応できるウェダー(胴長)の着用をパワープッシュ!!
・安価なもので5000円程度で購入できますよ!
身投げが起こる条件
ホタルイカとの遭遇率を上げる条件は大きく分けて2つあると言われます。
ひとつめは「新月付近の夜」であること。
ホタルイカは日中、水深200mほどの深海に生息していますが、夜になると卵を産むため海面付近に浮上してきます。
この時、月明かりを目印に自らの位置を把握していると言われていて、月が地球の影になる新月の夜は浜辺に迷い込んでしまうのではないかと考えられています。
そしてふたつめは「雨が降っていない」こと。ホタルイカは真水を嫌うため雨が降ると出現率が極めて低くなります。
二人で獲った最後の一匹となり結局この日は6時間探して3匹というちょっと寂しい結果となりました。
ホタルイカの持ち帰り方と食べ方
すくったホタルイカの場合は海水で軽くぬめりを落としてからクーラーボックスにいれて自宅に持ち帰ります。
イカ類は真水に長時間漬けると身が傷んでしまうので、水洗いは食べる直前に行うのがベストタイミング。
最もオーソドックスな食べ方は「塩茹で」。イカ類に多いと言われる寄生虫は60℃の熱を1分以上加えれば死滅するので加熱して食べるのがお勧めです。
ちなみにその翌日の浜黒崎でのスタッフがホタルイカを掬ってきました。
次から次へとホタルイカが湧きだし、30分で300匹ほどとれました!
1日でこんなにも違うんですね!
日頃の行いなんでしょうか...。
放送は4月8日(土)~21日(金)8:00~/20:00~ほかです。
チャンネルは9チャンネル!
Cue!スタジオの放送時間になります!