迷惑メールとは受信を希望しないにもかかわらず一方的に送りつけられるメールのことを指します。
スパム(spam)メールとも呼ばれます。
どんなメールが来るのか
迷惑メールには大きく分けて下記のような種類があります。
・悪質な宣伝メール(ダイレクトメール)
ダイエット商品などのダイレクトメールや、出会い系サイトの紹介などのメールです。
完全無料などと宣伝していますが、そのほとんどが架空請求へと発展します。
・架空請求
出会い系サイトの利用料やアダルトサイトの利用料を名目に利用していないのにも関わらず一方的に請求メールを送られるものです。
少しでも疑わしい場合は、利用の有無に関わらず、まずは最寄の消費者生活センターへご相談ください。
・なりすましメール
友人や親しい間柄を装って出会い系サイトなどを紹介するメールです。
その他には間違いメールなどを装っている場合もあります。
見知らぬ人からの怪しいメールは開封・返信しないようご注意ください。
なぜ送られてくるのか
迷惑メールは世界的にも問題になっており、その送信されている数は全世界で処理されているメールの半数以上とも言われております。
迷惑メールが減少しない一つの理由として、不特定多数の宛先へ大量に送信することによってそのうちの数パーセントのユーザーが恐怖心、不安感などからこのような悪質な事業者へ振り込みなどを行なうことにより、これら悪質な事業者が利益を得ているという事実があります。
これら迷惑メールを少しでも減少させるため、くれぐれもだまされないようご注意ください。
送信先のメールアドレスはどこから入手したのか
迷惑メールを送信する者は様々な方法でインターネットからメールアドレスを入手します。
その中で代表的な収集方法を紹介致します。
1.メールアドレスを予測する
名前や簡単な英単語の組み合わせなど、メールアドレスに利用されそうなメールアドレスを予測して送信します。
例:ichiro@****.ne.jp,ichirolove@****.ne.jpなど
2.掲示板やホームページなどから収集する
掲示板やホームページ、最近はブログなどに掲載されているメールアドレスを収集します。
ホームページや掲示板などにメールアドレスを掲載する場合は充分ご注意ください。
3.無料サービスへの登録
悪質な事業者がメールアドレスの収集を目的とした無料サービスやアンケートなどでメールアドレスを収集します。
4.迷惑メールに記載されているホームページからの収集
迷惑メールに記載されているホームページアドレスにはお客様のメールアドレス情報が含まれている場合があります。
そのホームページアドレスをクリックすることによって、どのメールアドレス宛のユーザーが、そのホームページを閲覧したかがわかり、架空請求などへ発展する恐れがあります。
5.スパイウェアによるメールアドレス抽出
アドウェア、マルウェアなどとも呼ばれ、無料ソフトやホームページなどに埋め込まれていることが多く、個人情報収集及び外部漏洩などを目的とした悪意のあるプログラムをスパイウェアといいます。
ウイルスとは違い、ウイルス検索ソフトなどでは検索できず、最近国際的な問題となっております。
このスパイウェアによってお客様のメールアドレスを盗み出されることがあります。
6.ウイルス感染によるメールアドレス漏洩
昨今流行しているコンピューターウイルスは感染したパソコンのデータを検索し、メールアドレスだけを抽出します。
抽出したメールアドレス宛にウイルス自身をコピーしてランダムに送信しつづけます。
弊社ではウイルスチェックサービスを行なっておりますが、こちらはメールからの感染のみをチェックさせていただいておりますので、ホームページ閲覧による感染や、お客様にてダウンロードされたデータにウイルスが混入していた場合などは防ぐことができません。
そのため、お客様にて個別にウイルスチェックソフトを導入されることを強くお勧め致します。
どうすればいいのか
上記6点を踏まえて下記の点に注意しましょう。
・予測が難しいメールアドレスにする。
・掲示板などにはメールアドレスを掲載しない。
・無料サービスへの必要以上の登録を避ける。
・ウイルスチェックソフトを導入する。
・迷惑メールは開封しない。
・検索サイトで「スパイウェア」などと検索してスパイウェア検索ツールをインストールする。
そのほか無料のメールサービス(goo mail,hotmail)などを利用して使い分けることによって主に使用しているアドレスへの迷惑メールを極力防ぐことができます。
代表的な無料メールサービス
Yahoo!メール
gooメール
hotmail
各サービスの詳細・設定方法等はサービス提供元へお問い合わせください。